自動車部品事業
自動車のフロア下に組み込まれており、エンジンからの排出ガスを浄化し、消音して後方から排出する役割を担っています。
エンジン性能向上と静粛性という背反する要求を満たすため、エンジンからの排出ガスをスムーズにかつ静かに排出することが求められています。そのうえ、高熱と外部の腐食環境にさらされるため、耐熱性と耐食性も必要となります。
解析技術を駆使し、排出ガスによる熱の影響や低騒音化を向上させるための最適設計を行っています。
この製品は自動車のCO2排出量に大きく関わっているので、この製品の性能が自動車全体の環境性能を左右します。
更なる、CO2の削減を目標に研究開発を進めています。
排気系システム
エキゾーストマニホールド、触媒、センターマフラー、リアマフラーとそれらの間にあるエキゾーストパイプなどから構成され、排ガス温度や騒音の低減、有害成分の除去の役割を担うほか、自動車の音色や動力性能に大きく影響する最重要部品の一つです。
エキゾーストマニホールド
エンジンから高温の排ガスを排気システム(触媒)に送り込む役目を果たします。昔は鋳物製でしたが、当社では他社に先駆けて、1989年春にステンレスのパイプや板金製で製品化し、ステンレス化への主流をつくりました。
ディーゼル排ガス後処理装置
ディーゼルエンジンからの排ガスに含まれる粒子状物質(PM)を除去するフィルター装置をDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)といいます。
また、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を除去する触媒装置を尿素SCR(選択式還元触媒)といいます。
当社で生産するDPFやSCRは、乗用車・商用車・農機・建機・産業エンジンなど様々な車両に搭載され、排ガス規制はEURO6に対応します。