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TOYOTA新型「プリウス」に当社製品が採用

 フタバ産業株式会社(本社:愛知県岡崎市、社長:魚住 吉博)の製品が、トヨタ自動車株式会社が1月10日に発売した新型「プリウス」に採用されました。

 

  今回採用された主要製品
  ・1470MPa冷間超ハイテン材を使用したボデー部品

 

  その他、インパネリインフォースメント、排気系システムが採用されています。

 

  当社は、これからも環境・社会課題の解決を目指し、培ってきた「技術開発力」と「モノづくり力」を活かして、「安全・環境技術」を提案し、モビリティをコアに社会へ貢献していきます。


■冷間超ハイテン材の取り組み

 1470MPa冷間超ハイテン材を使用したフロントピラーアッパアウタはトヨタ車で初めて採用されています。
  1470MPa冷間超ハイテン材は、一般的な鋼板よりも非常に高い強度を持ち、板厚を薄く軽量化しても十分な強度を確保できます。しかし伸びにくい材料のため成形しにくく、成形後のスプリングバック現象(材料が元に戻ろうとする力)が大きいため、寸法精度を確保することが難しい材料です。
  これらの課題を克服するため、これまでの超ハイテン部品量産で培ったノウハウを織り込み、また成形解析による最適形状の検討を行いました。

 

■自動車メーカーへの提案の取り組み

 これまで当社では部品単品毎に自動車メーカーへの形状提案を行っていましたが、今回、CAE解析活用により、中規模アッセンブリ(フロントピラーゾーン)で性能とモノづくりを両立した早期構造提案を行い、その提案が採用されました。

 

■社会への貢献

 先代モデルのフロントピラーアッパアウタはホットスタンプ材を使用していましたが、新型モデルでは1470MPa冷間超ハイテン材に変更したことにより、CO2排出量削減およびコスト低減に貢献しています。
  加えて、フロントピラーロアアウタ/ヒンジリインフォース、カウルサイドインナおよびレールアウタ/インナについても、先代モデルより高強度な1180MPa冷間超ハイテン材が採用されたことで、軽量化と衝突安全性に貢献しています。

 

◇イメージ図
  ※青色:1470MPa材、黄色:1180MPa材、緑色:その他主要ボデー部品
車体の画像(new prius).jpg